ゆうゆうの雑記帳

まさに雑記帳です

一般計量士合格に向けて取り組んだ事

2021年に受験。一発合格し、先日一般計量士に登録しました。
ネットでの情報が大変重宝したので私の勉強法含めて記録に残します。
当方のプロフィールは理系大卒、エネ管持ち。既婚で小さい子供三人の子育て中です。中々試験対策の時間を割くことが難しかったですが、そんな状況も踏まえて読んでいただければと思います。
準備期間は105日位です。


目次
1. 使ったもの、使わなかったもの
 1.1 使ったもの
 1.2 使わなかったもの
2. スケジュール
3. 勉強法
 3.1 合格問題集の使い方
 3.2 ankidroidの使い方
 3.3 合格問題集以外の過去問の使い方
 3.4 過去問に取り組むときに意識すること
4. 科目毎の取り組み方
 4.1 一基
 4.2 計質
 4.3 法規
 4.4 管理


1. 使ったもの、使わなかったもの

1.1 使ったもの ①〜⑦
私にとっての重要度で言えば
①>⑦>⑥>③=④=⑤>②
なんですが、系統別に並べています。

①一般計量士試験合格問題集(三好康彦)
まぁまぁ高いけど一番使いました。試験会場の大半の人が持っていました。オススメです。過去5年分の過去問が分野毎に並べられて、解説もついているので取り組みやすいです。

計量士国家試験テキスト(日本計量振興協会)
4分野揃えたら高いです。でも買わずに落ちて再受験したら、それはそれでコスパ悪いなぁ…ということで買いました。過去問がどこに載ってるか照らし合わせたら載ってなくて無駄な時間を費やしたなと思う事も…逆にここに載っていて初出もあったのでちょっと役に立ちました。必須ではありませんが後悔したくない人向けです。

③一般計量士一基の解説動画(高橋直也)
理系大卒ですが数学から離れて久しく、ほとんど学び直しに近い状態で、この動画を見つけられたのは幸運でした。問題の解ける感覚も掴めると思います。

④数学の公式を解説している様々なサイト
躓いたところを調べました。便利な世の中です。

計量士国家試験<法規> おすすめ勉強法と要点まとめ(鈴木美咲)
kindleで安かったので購入しました。法規は色々な事業者とか指定の基準があるので、それが整理されていて良かったです。最終的には自分なりにノートにまとめ直しましたが。買って損はないかなと思います。

⑥問題集以外の過去問
経産省HPよりダウンロード、印刷しました。「過去の計量士国家試験問題」とかで検索すると出てくるかと。模擬テストとして使いました。

⑦ankidroid
暗記アプリです。これがあったおかげで相当助かりました。試験勉強の途中で知りましたが最初から知っていればと思いました。暗記カード持ち歩くのも見られるのもちょっと…という方にもオススメです。スマホは大抵何処にでも持ち歩いていると思うので、スキマ時間を有効活用出来ます。

1.2 使わなかったもの

①一般計量士国家試験問題解答と解説
急いで過去問集めてたときに買ったのですが、あとに見つけた合格問題集が5年分あってそちらを使ったので結果的に使いませんでした。

②白チャート
よく一基の対策に紹介されていたので手に入れました。時代の変遷で白チャートは何パターンかあるみたいですね。それの違いから調べて安く手に入れる為に中古ないか調べて…と手間をかけて手に入れましたが動画見たりネットで調べる方が捗りました。使おうとして使わなかったので、個人的にはいらない部類です。白チャート自体は悪くないのですが選択と調達の労力もマイナスポイントでした。

2. スケジュール
試験は1回4科目25問ずつ。計100問あります。合格問題集は5年分なので、これを3周した上で一ヶ月の余裕があるように組みました。
100×5×3=1500問
これを11月中旬までに終わるよう日割りしました。私の場合は毎日20問こなしていました。
75日+30日で冒頭の105日になります。

3. 勉強法

3.1 合格問題集の使い方
毎日20問解いて、間違えたらチェック欄にチェック。あっていたらチェック欄の上に○をつけました。20問解いたら付箋に日付と正答数、間違いのポイントを書いて終わったところに貼り付け。ポイントを書くので付箋は大きめのものを用意しました。
間違ったら出題者の思惑を想像しながらポイントにまとめられると良いです。何かが間違って欲しくなかったのか、何を把握していて欲しかったのか。そんなところです。合格問題集は分野毎にまとめられているので、何問も似通った問題が出てきます。キーポイントも見えてくると思います。(合格問題集の範囲外ですが、例えば去年の計質問6ならcdがSI単位でLはSI単位じゃないんだな、WbはSI単位だけどほとんど出て来ないしブラフだな、とか)
2週目も正解出来た(当てずっぽうでなく)ものは3周目ではサラッと流したので後半は楽になると思います。その分、別な事をやりました。
1科目125問を解き終わったら、問題集の目次に正答数を書き込んで自分の弱点や得意分野の傾向を掴んでいました。
付箋は最終的にはノートに貼り付けて科目毎のまとめノートにしました。覚えが悪いものは暗記アプリに登録しました。

3.2 ankidroidの使い方
暗記を効率的に行うには短期記憶を長期記憶に移行していく必要があるのですが、こちらのアプリは無料で使いやすくて大変重宝しました。大学入試時代にこんなのがあったらなぁ〜としみじみ思いました。操作方法は紹介サイトが沢山あるので割愛し、どう使ったかを紹介します。
暗記したい公式や知識、法律を分野毎にデッキ作成しました。よく間違えた法規の過去問は写真に撮って別途デッキを作成しました。暗記カードは計100枚位になりました。

追記 iphoneの方はankiMobileという有料アプリになるようです。あと自宅PCにanki入れてankiwebも活用すると真価を発揮するようですが私はankidroidだけで事足りました。ankiwebも使ったかな?

3.3 合格問題集以外の過去問の使い方
合格問題集が2,3周目に差し掛かると力試しがしたくなります。模擬テストとして合格問題集より昔の過去問を時間があるときに適宜行いました。合格問題集より最近の過去問はあらかた準備が完了した所で仕上げの模擬テストとして解きました。復習も忘れずに。
今なら14年分ダウンロード出来ます。合格問題集にない昨年以外の8年分はやったかな?1科目1時間位で解くとして32時間は費やしたことになります。
試験が近づいて来て時間があると、不安だからやっちゃいましたね。

3.4 過去問に取り組むときに意識すること
出題者の思惑を意識しました。何でもそうだと思いますが、資格を与える側に立ったとき、受験者に何を問うたら資格者足り得ると判断できるのか。そこがポイントになると思います。合格問題集は分野毎にまとまっていて解きやすいのですが、難易に関わらずまとめて載せてあるので、続けて解いていると「そこまで把握せにゃならんのか…」と閉口する事も。しかし模擬テストをしてみたらそこそこの点数だった、なんてこともあります。これは模擬テストを実施して掴めた感覚なので、模擬テスト形式は経験した方が良いと思います。
また試験の出題範囲についての主観ですが、計量士として必須、及び知っておいてほしい知識・能力で合格ラインギリギリに設定しているように感じました。そこに実務でその道に詳しい人なら簡単な、プラス加点の領域、最近のニュースになるような計量の知識もプラス加点の領域として設定しているのかなと思いました。

4. 科目毎の取り組み方

4.1 一基
一基に関しては私自身得点力が弱く、合格ラインを目指して勉強しました。一基と計質併せて6割が合格ラインですが、計質に過度な期待をしない方が一発合格には適していると思います。割とよく出る公式を使いこなせるように、計算ミスをしないように計算能力を高めました。公式の暗記はアプリで。公式の理解はネットで検索。過去問の解説は動画でみるとよりわかりやすいです。公式を暗記アプリに直接入力したり、解法も含めてノートにまとめて写真に撮って暗記アプリに入れたりしました。

4.2 計質
得点源なので一基で大ポカやらかす事を見越して8割目指したい所です。勉強法はこれまで書いたものです。

4.3 法規
様々な機関と指定基準があり、体系をノートにまとめた方が良いです。初出もあるので計量法を一読出来る余裕が欲しいです。7割は取りたい。
語呂合わせで覚えたりしました。
使用方法等の制限に係る特定計量器なら
「水温積熱ノ最大油電ガ無効にある」とか。
特定商品の体積・質量表記や体積表記も覚えましたね。

4.4 管理
得点源なので8割以上を目指しました。勉強法はこれまで書いたものです。

以上になります。これが何方かのご参考になれば幸甚です。一般計量士合格目指して頑張ってください。